ハイブランドのグッチが、第2弾となるデジタルメタバースプロジェクト「Gucci Grail」をリリースしました。
Gucci Grailとは
Gucci Grailとは、グッチと10KTFとコラボして作成する4,253個のNFTコレクションです。
3/22時点でフロアプライスは1.51ETH(約54万円)になっています。
10KTFは、世界的に有名なデザイナーであるWagmi sanがデザインした、デジタルアクセサリーを制作するNFTプロジェクトです。
グッチは、実験的なスピンオフブランドであるGucci Vaultを通じてプロジェクトのティザーをTwitterとDiscordで公開し、グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが構想し、Wagmi sanが丁寧に作り上げたユニークなパーソナルなNFT:Gucci Grailの制作を明かしました。
10KTFとWagmi sanについて
アーティスト:Wagmi San
Wagmi sanは匿名のデジタルクリエイターで、2021年9月にNFTを初リリースしています。
Wagmi sanの作品は、作品が75億円で落札されたことで話題になったBeeple氏からも高い評価を得ています。
Wagmi Sanの最初の数回のコレクションは、ユーザーが所有するNFTの似顔絵でカスタマイズできるメタバースのウェアラブルをつくることに専念していました。
現在、Wagmi sanは、基本的に様々な親NFTのアクセサリーを制作しています。親NFTというのは、対応するNFTのことで、BAYC, Cool Cats, Pudgy Penguinなど様々です。つまり、ユーザーは対応するNFTを持っている必要があります。
NFTプロジェクト10KNFT
10KTFは、世界的に有名なデザイナーであるWagmiさんがデザインした、デジタルアクセサリーを制作するNFTのプロジェクトです。
このプロジェクトには、「New Tokyo」と呼ばれる浮遊する仮想世界、NFT所有者がプロフィール写真で購入できるファッションアクセサリー、Wagmi sanという架空のキャラクターが含まれます。
10KTFは、2つのNFTを相互作用またはリンクさせることができる特殊な互換技術を使用しており、これは将来的に巨大な技術になると考えられています。
10KTFでは、すでにスニーカーやバッグなどのデジタルアクセサリーを提供しており、ファンは、Gucci Grail NFTのウェアラブル発売を期待しています。
Wagmi sanは、親NFTから派生NFTを作るために、専用のERC721互換スマートコントラクトを使用しています。このスマートコントラクトでは、親NFTの現在の所有者のみがそのような派生物を作成することができます。このコントラクトでは、各親NFTに対して1つの派生物しか許可されていません。
ブランク
さらに、10KTFはブランクも作成します。ブランクとは、基本的に未完成のNFTのことです。所有者は、親NFTがそれぞれのウォレットにあるとき、このブランクを持ち帰って、完成品にすることができます。
プロジェクトの購入方法
既に一次販売終了
Gucci Grailを購入するために「ミント・パス」の登録が必要です。
ミント・パスのホワイトリスト登録は、NFTマーケットプレイス「OpenSea」で3/10~11に行われました。
加えて、含まれるリストのNFTを所有していることと、1ETH(約33.9万円)を支払うことを要求しています。
Gucci Grailの対応プロジェクトは、World of Women、Cool Cats、Bored Ape Yacht Club、Forgotten Runes Wizardsなどです。
ミント・パスの登録と特定のNFTの所有は、他のプロジェクトでは少ない、珍しい購入条件です。
Gucci Grailの詳細は、3/23に公開される予定です。
所有特典
Wagmi sanによると、10KTFのGucci Grail NFTを所有することで、今後のドロップ(無料配布)やユーティリティなど、見たことのないお宝を手に入れる権利があるそうです。一方グッチは今回のドロップに合わせ、Super Gucci NFT保有者全員にサプライズを用意しているそうです。Supergucciはグッチが以前行ったNFTプロジェクトです。
グッチとは
グッチは、1921年にGuccio Gucciによってイタリアのトスカーナ州フィレンツェで設立されました。Aldo Gucciの指揮のもと、グッチはイタリアのドルチェ・ブィータを象徴するブランドとして世界的に知られるようになりました。
グッチには、ハンドバッグ、プレタボルテ(高級既製服)、靴、アクセサリー、化粧品、フレグランス、ホームインテリアなど幅広い商品ラインナップがあります。
グッチとメタバース
グッチは、NFTだけでなくメタバースにも力を入れています。
グッチは、メタバースプロジェクトThe Sandboxのバーチャルランドを購入し、開発を進めていることを発表しています。
グッチの親会社であるケリングもWeb3.0とメタバースを完全に専門とするチームを立ち上げたことを明らかにしています。
ケリングの会長兼CEO:フランソワ・アンリ・ピノー氏は、ラグジュアリーにとってのメタバースの機会として、物理的な商品と連動したNFT、バーチャル商品、二次販売から得るスマートコントラクトの3つの可能性を見ていると語っています。
リンク集
Gucci Grail – Open Sea:https://opensea.io/collection/10ktf-gucci-grail
10KTF公式サイト:https://10ktf.com/