10月3日、岸田文雄総理は臨時国会召集に伴い、所信表明演説を行い、「Web3サービスの利用拡大に向けた取り組みを推進する」と言及しました。
岸田総理は、課題として挙げた「DX(デジタルトランスフォーメーション)投資」の目標として、「Web3サービスの利用拡大」を挙げ、「メタバースやNFTを活用したWeb3サービスの利用拡大に向けた取り組みを推進する」と述べました。
このほか、DX分野への投資として、デジタル田園都市構造、マイナーカードと健康保険証の統合、半導体などを挙げました。
また、30分の講演の中で、賃上げ、人材流動化の円滑化、スターアップ人材の支援、「円安のメリットを最大限に活かす」ための政策など、「長年の課題」についても言及した。
さらに、「若く優秀なIT人材の発掘・育成、日本と海外のスタートアップやエコシステムの接続など、スタートアップ人材への投資」に加え、「公共調達、税制優遇、金融支援などの優遇制度の抜本的な拡充」を図るとしています。また、9月30日には、デジタル庁が「日米スタートアップフォーラム」を開催する予定です。
2021年9月に新設されたデジタル庁は、9月30日に「Web3.0研究会」を設置し、年内の議論の取りまとめを目標に、Web3推進に向けた環境整備に向けた議論を開始しました。