暗号通貨を持ってない人でも、NFTを購入できる自動販売機がニューヨークに設置されました。
このNFT自動販売機は、世界で初めての試みになっています。12月から試験的に設置され、2月23日から本格的にNFTの販売が開始されました。
NFT自動販売機の仕組み
クレジットカードやデビットカードやApple pay, Samsung Pay で支払いを行ってから、NFT用のユニークなコードが入った箱が出てきます。
箱の内側に記載されたコードは、仮想通貨やウォレットを必要とせず、Neonのプラットフォーム上でNFTと交換することができます。この自動販売機は24時間営業です。
ただ、飲料の自動販売機とは異なり、購入者がどのNFTを手に入れられるかを正確に選ぶことはできません。購入者はコレクションを選ぶことができますが、特定のボックスを出すためには番号を入力する必要があります。ボックスからはどのNFTが購入されているかは分かりません。
しかし、ニューヨークの店舗の壁には、どのような種類のNFTが提供されているの例が貼られており、コレクターは自分が何を購入しているかを知ることができます。
NFTマーケットプレイス Neon
Neonは、SolonaブロックチェーンベースのNFTマーケットプレイスおよびギャラリーです。NFTマーケットプレイスNeonは、仮想通貨を必要とせずに、クレジットカード等で直接NFTを購入できる仕組みになっています。
Neonは、先月300万ドルのシードラウンドを終了しました。
今回Neonは、NFT自動販売機をニューヨークに設置したことで、アーティストがNeonのプラットフォームを知ってもらう機会になったと発表しました。
販売されているNFT
自販機には2種類のNFTが販売されています。
Party pigeonsはアーティストのTypfyによって作成されています。このコレクションはNeonのために特別にデザインされたものになっています。
Project ColorのNFTもニューヨークの自動販売機のプロジェクトのために特別に作られました。
NFT自動販売機が設定された背景
NFTの購入の際に、仮想通貨の必要をなくし、より多くの人がNFTを所有する機会が作ろうというのがNeonの狙いです。
現状では、仮想通貨を買って、ウォレットを作成して、NFTマーケットプレイスに行くという購入までのハードルがとても高いです。
NFT自動販売機を作ったり、クレジットカードで購入することを可能にして、NFTを身近な物にしようという狙いがあります。これは、
Neonの共同設立者でCMOのJordan Birnholts氏は、「デジタルウォレットを持っているアメリカ人はわずか2%ですが、80%はクレジットカードやデビットカードを持っています。」と述べました。この数字からもNFTや暗号資産に触れたことがある人がまだまだ少ないことが分かります。
今後の予定
今年の夏には、別の都市でもNFT自動販売機の展開を予定しています。
また、販売するコレクションやアーティストを続々増やしていくようです。
リンク集
Neonのマーケットプレイスはこちらhttps://neonapp.com/