スクエニ、「ファイナルファンタジーⅦ」のフィギュアとトレカにNFTを採用決定

スクエア・エニックスは7月21日、人気タイトル『ファイナル・ファンタジーⅦ』の25周年を記念して、ブロックチェーン上でデジタル視聴や所有証明を行うグッズを発表しました。NFT付きフィギュアが2022年11月25日に発売されます。

今回発表された新商品はキャラクターフィギュアシリーズ「BRING ARTS」とトレーディングカードシリーズ「ART MUSEUM」です。

フィギュアの詳細

FINAL FANTASY VII BRING ARTS クラウド・ストライフは、『ファイナル・ファンタジーⅦ』の主人公であるクラウドをキャラクターフィギュア化したものです。単体版とデジタルプラス版の2種類を数量限定で発売します。販売価格は13,200円(税込)で、2023年11月発売予定ですが、すでにスクエア・エニックスe-STOREで予約受付を開始しています。

デジタルプラスエディション

デジタルプラスエディションには、フィギュアとNFTの「デジタル証明書」に加えて、「デジタルフィギュア交換チケット」が同梱され、専用サイトを通じて「スマートフォンやPCでデジタルフィギュアを楽しむ」ことができるようになります。

スクエニがグッズ販売に注力する背景

スクエニ・エニックスの取り組みは、マーチャンダイジング分野でのDX普及の第一弾となります。スクエニは、コロナ禍によるゲームイベントなどの物販収入の大幅な減少を見越し、早い段階からECを推進してきました。現在はフィギュアや雑貨などのグッズが中心ですが、今回の2製品を皮切りに、次世代技術の活用を本格的に推進する意向を示しています。

スクエニ、エニックスがweb3事業を本格化

スクエニ、エニックスは、昨年11月、NFTの事業化とブロックチェーンゲームへの注力を発表しています。

同社は、以前から暗号資産やブロックチェーン関連の取り組みを行っており、ブロックチェーン技術を用いたNFTデジタルシール『資産性ミリオンアーサー』シリーズが販売されている他、人気のメタバースプラットフォームである「The SandBox」にRPGゲーム『Dungeon Siege』のゲームを展開していくことなども発表されています。

先日、ゲーム業界向けにビットコイン(BTC)決済システムを提供する米Zebedee社に出資したことを発表しています。

チェーンはEnjin系を採用

今回、2つの商品がデジタルデータの保有を証明するNFTの発行プラットフォームとして、Enjinが独自に開発した「Efinity(EFI)」ブロックチェーンが採用されました。そのため、このNFTの利用・閲覧には「Enjin Walllet」アプリケーションが必要です。

Polkadotの規格を採用しているためにカスタマイズや拡張が可能で、クロスチェーンでオファーなど、Effinityの上に新しいNFTのユースケースを構築することを目指しています。

二次流通は、未対応

フィギュアを、購入後、NFT専用プラットフォーム「Enjin」でアカウントを作成し、「Enjin Wallet」アプリをダウンロードする必要があります。また、

専用サイトは、現在マーケットプレイスに対応していないため、現時点では、NFTを第三者に譲渡・転売することはできないとしています。

関連リンク集

スクエア・エニックス公式ストア https://store.jp.square-enix.com/item/MFFBA1023.html

スクエア・エニックス フィギュアの詳細ページ https://www.jp.square-enix.com/goods/ff7_ba/

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