イギリス財務省:公式NFT発売へ
イギリス政府は月曜日、暗号資産分野で「世界のリーダー」になるための取り組みの一環として、独自のNFTを発行する計画を発表しました。
王立造幣局のNFTがどれほどの価値を持つのか、どのような形で提供されるのか、どの程度詳細なアートワークが含まれるのか、納税者の負担でNFTアーティストに制作を依頼するのかどうかはまだ分かっていません。
今回のNFTは、イギリスが暗号通貨とブロックチェーンに対して、「前向きなアプローチの象徴」としての作成される側面があるようです。
リシ・スナック財務大臣は、イギリスで硬貨の鋳造を担当する政府系企業である王立造幣局に夏までにNFTを作成・発行するよう依頼したと、ロンドンのフィンテックイベントでジョン・グレン副財務大臣が述べました。さらに、「まもなく詳細発表されるでしょう」とも述べています。
NFTとは?
NFTは、Non Fungible Tokenの略で日本語では非代替性トークンと呼ばれています。
NFTは、ブロックチェーン、デジタル台帳に保存されたデータです。NFTは、写真、ビデオ、オーディオ、その種類のデジタルファイルなどのアイテムを表現するために使用できます
イギリス政府のCrypto(暗号資産)に対するスタンス
イギリス政府は暗号を真剣に受け止めているようです。グレン副財務大臣はまた、政府がcypto(暗号資産)に関して現在取り組んでいることをまとめています。
- ステーブルコインをイギリスの電子決済に関する既存の範囲内に入れる。
- ビットコインを含む他の暗号資産の取引を規制するための「世界をリードする体制」について協議
- 法律委員会に対し、「分散型自立組織(DAO)として知られるブロックチェーンベースの法的地位」を検討
- 分散型金融(DeFi)ローンや、暗号利用者に貯蓄の利息得る機能を与える「ステーキング」の税法上の取り扱いを検討
- 債務証書の発行におけるブロックチェーン技術の適用を検討
- 大臣が議長を務めて、イギリスの規制当局と暗号ビジネスからのメンバーを受け入れるCryptoasset Engagement Groupを設立
グレン氏は、消費者を保護するためにイギリスでのデジタル資産を規制するための複数の措置を講じると述べました。また、同氏は、イギリス政府がブロックチェーン技術を優先する計画を発表しています。
イギリスは月曜日、国を暗号資産のハブにすることを約束し、ステーブルコインに対して規制する一方で、有効な支払い形態として認める動きを発表しています。
リシ・スナック財務大臣は以下のようにコメントしています。
「イギリスを暗号資産技術の世界的なハブにすることは私の野望であり、今日まとめた措置は、企業がこの国で投資、革新、スケールアップできるようにするのに役立つでしょう」