最強VC a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)が760億円規模のWeb3ゲームに特化したファンドを設立

画像引用元:a16z

大手ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitz1(アンドリーセン・ホロウィッツ、a16z)は、Game Fund Oneと呼ばれる6億ドルのゲームファンドの立ち上げを発表しました。

資金は、主にゲームスタジオ、Discordのようなプレイヤーコミュニティを促進するコンシューマー向けアプリケーション、ゲームインフラ構築の3つの分野に投資される予定です。

a16z初のゲームに特化したファンド

Game Fund Oneは、同社初のゲーム業界に特化したファンドです。

このファンドは、「ゲームは、次の世紀において、私たちの社会生活、遊び、仕事の方法を定義する上で極めて重要な役割を果たす」という信念に基づいて運営されるといくとのことです

今回の資金投入により、Andreessen Horowitzは、3,000億ドルを超える世界のビデオゲーム市場において、そのプレゼンスを拡大することが可能です。

a16zは、以前からEpic GamesやMetatheory, Sky Mavisといったゲーム会社に投資をおこなっていました。

a16zによるファンド設立の狙い

あらゆる面で投資先企業を支援できるように、ゲームのエコシステムに合わせた機能の追加とネットワークの充実を図る狙いがあります。

このファンドが投資先のスタートアップにどのように役立つのかについて、a16zは次のようなことあげています。

・デジタルコミュニティの構築

・バーチャルエコノミーの管理

・IPライセンスのベストプラティクス

・開発チームの構築

ゲームとメタバースの関係性

a16zは、長期的には、ゲームのインフラと技術は、メタバースに不可欠な要素になると考えています。またゲームが仮想世界やオンラインサービスに拡大するにつれ、優れたゲームを作るために必要なツールやサービスへの需要が急増していると付け加えています。

その他のファンドの出資者

このファンドの出資者には、Discord、Twich 、King、Roblox、Blizzard、Riot Games、Zyngaなどの設立者を含む、ゲーム業界のさまざまな専門家が名を連ねています。

メタバース市場の将来性

米大手投資銀行のCitiは、メタバース経済の総市場が2030年までに130億ドルにまで成長し、50億人以上が参加する可能性があると推定しています。

ゲーム業界におけるメタバースへの参入

他の大手ゲーム会社も、メタバースの取り組みに巨額の資金を拠出しています。

人気ゲーム「フォートナイト」の開発元であるエピック・ゲームス社は先月、ソニーとLEGOから20億ドルを調達し、メタバースを実現しました。

Web3のクリエイターへの還元

a16zは、ファンドの設立とは別に、暗号資産業界の現在のトレンドと年次概要を提供するレポートをリリースしました。レポートの中でWeb3のクリエイターに支払われる報酬についても解説しています。

a16zは、Web3はGAFAなどを代表とするWeb2企業に比べて、はるかに公平な経済条件を提供すると主張しています。

a16zのデータによると、2021年、イーサリアムベースのNFT一時販売とOpenSeaでの二次販売からクリエイターに支払われるロイヤリティは合計39億ドルで、これは2022年までにMeta(元facebook)がクリエイターに支払った報酬の4倍に相当します。

YoutubeとSpotifyは2021年時点でそれぞれ150億ドル、70億ドルをクリエイターに支払っていますが、Youtubeの各チャンネルは平均2.47ドル、Spotifyの各アーティストは平均636ドルしか受け取っていないとレポートで概説しています。一方、NFTコレクションをWeb3のクリエイターとして分類することで、Web3クリエイターは合計22,400人おり、”Web3はクリエイター1人あたり174,000ドルを支払っている”としています。

リンク集

a16z公式サイト:https://a16z.com/2022/05/18/games-fund-one-building-the-future-of-games/

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