2021年には、NFTの売買が定着しました。
NFTに実用性を備えたものが出てきて、2022年にはNFTのレンタルサービスが人気なる可能性が高いです。
今回は、NFTのレンタルが人気になる理由から注目のサービスまで紹介します。
NFTとは?
NFTは、Non Fungible Tokenの略で日本語では「非代替性トークン」と呼ばれています。
非代替性は、データが唯一無二であることを示しています。NFTはブロックチェーン上に保管されていて、改ざんや複製が難しい不可能な仕組みになっています。
NFTの種類
1)JPEG
最も知られているシンプルなタイプのNFTは、JPEGの画像です。Beepleの作品やCryptoPunks,Bored Ape Yacht ClubなどのNFTプロジェクトなどは、すべてJPEGです。
2)ゲーム用
ゲーム分野のNFTは、ゲーム内のコンテンツがお金を稼げる資産になります。
例として、ゲーム内スキン、武器、車、バーチャル不動産などがあげられます。
3)音楽
音楽をNFTにすることも可能です。
販売数、価格、販売形態などをアーティスト自身が自由に決めることができます。
NFTの音楽を所有している人にチケットのチケットの先行発売などのインセンティブを与えることができます。
4)ドメイン
ドメインがNFTになるケースが増えています。
一般的なドメインプロバイダーとは異なり、イーサリアムのブロックチェーン上でNFTとして発行されます。ユーザーはドメインの完全な所有権と管理が付与されるので、NFTドメインの更新料はありません。
5)チケット/イベント
音楽フェスやコンサートのイベントチケットです。NFTは通常のコンサートチケットのように簡単にコピーができないため、音楽ファンは、詐欺にあったり、偽物のチケットを受け取ったりする心配がありません。
NFTのレンタルが流行る理由
1,ユーティリティーをも持つNFTが増加
NFTの多くが、現実のイベントやゲーム内の資産、デジタル体験へのアクセスなどのユーティリティーを保有しており、レンタル目的に最適です。
持っている人のみが参加できるイベントのためにNFTを一時的にレンタルしたいという需要が今後増えるかもしれません。
現実のものを貸すように、NFTを貸すことが当たり前になっていく可能性が高いです。
2,高い参入障壁
現状では、注目されているゲームのアイテムや土地などは、高額で取引されていて、気軽に購入することは難しいです。
The SandboxやDecentralandのようなメタバース内の土地は、一区画だけで100万円以上で取引されています。
しかしレンタルであれば手頃な値段で、より多くがPlay to earn ゲームやメタバースに参入しやすくなります。
3,GameFiの登場
2022年には、NFTで遊びながら稼げるゲームが大量にリリースされます。
ゲームをプレイするだけで、キャラクターや武器、コインなどの貴重なゲーム内資産を獲得できるようになることで、趣味を仕事にすることができるようになります。
ゲーム内の資産やバーチャルな財産、あるいはゲームキャラクターのスキンを貸し出して、プレイヤーが生計を立てる時代が来るでしょう。
NFTのレンタルサービス:reNFT
reNFTはNFTレンタルのサービスを実際に開始しています。
前述の通り、NFTの分野では、トークンを所有することでコミュニティに利益をもたらすプロジェクトが増えています。ReNFTは、トークンの所有者に、トークンを売却することなく、これらの利益を収益化する方法を提供します。
reNFTはNFTゲームなどで有名なAnimoca Brands社からシードラウンドで150万ドルを調達しています。
reNFTの特徴
reNFTは、NFTの所有者が自分のNFTを個人に一定の期間と価格で貸し出すことができ、その際に資産がもどってくることが保証されるブロックチェーンプロトコルを作成しました。
reNFTの最大の特徴は担保不要でNFTをレンタルできる点です。
reNFTの今後
reNFTは現在、イーサリアムのメインネット上でERC-721及びERC-1115トークンのピアツーピアのレンタルに対応していますが、Solona及びPolygonへの互換性の拡大にも取り組んでいます。
$RENTというトークンも発行するみたいなので、そちらも大注目です。
リンク集
reNFT公式サイト:https://www.renft.io/
reNFT公式Twitter: https://twitter.com/renftlabs