【簡単解説】「Web3.0」新たなインターネットの世界とは?

GAFAのようなプラットフォームの影響力を超えるかもしれない未来の話

画像引用元:いらすとや

最近、技術系、暗号系、ベンチャーキャピタル系の人たちが夢中になっているバズワード「web3.0があります。Twitterのプロフィールや投稿でよく見かけるこの言葉、「web3.0」とは何なのか。NFTメタバースとの関係性について解説していこうと思います。

Web3.0とは

インターネット上での大企業の支配力を排除しようという方向性を持つ、さまざまなアイデアの総称です。この新しい時代では、インターネットを使いこなすことは、もはやFacebookGoogleTwitterなどにログインすることではありません。

Web3.0は、旧世代のウェブツールがAIやブロックチェーンなどの最先端技術と組みあわされて自然に進化、ユーザー間の相互接続やインターネット利用増加によって生まれていきます。なので、web1.0からの進化の過程を見ていきましょう。

Web1.0(1989年~2005年)

Web1.0は、「静的ウェブ」ともよばれ、1990年代の最初の、そして最も信頼性の高いインターネットでしたが、限られた情報へのアクセスを提供するだけで、ユーザーとの対話はほとんどありませんでした。当時は、ユーザーページを作成することも、記事にコメントすることもありませんでした。

Web1.0には、インターネットページを選別するアルゴリズムがなかったため、ユーザーが関連情報を見つけるのは非常に困難でした。簡単に言えば、コンテンツ制作は一部の人が行い、情報は主にディレクトリから得られるという、一方通行の歩道のようなものだったのです。

web2.0(2005年〜現在)

ソーシャルウェブ(web2.0)は、JavaScriptHTML5CSS3などのウェブ技術の進歩により、インターネットをより双方向性のものにしました。これにより、企業はYouTube , Facebook, Wikipediaなどの双方向性のウェブプラットフォームを構築できるようになりました。

これにより、データを様々なプラットフォームやアプリケーション間で分散・共有できるようになったため、SNSとユーザー制作コンテンツの両方が盛んになる道が開かれました。

Web3.0(まだ来ていない)

Web3.0は、webの進化の次の段階であり、ユーザーを支援する優れたプログラムを実行できるAIの力によって、インターネットをより賢いものに、また人間に近い知能で情報を処理できるようにするものです。そのため、コンテンツ制作や意思決定の過程には、人間と機械が並行して行っていくことになります。これにより、高度にカスタマイズされたコンテンツをより賢く作成し、すべてのインターネットユーザーに直接配信することが可能になります。

Web3.0が実現すると

新しいSNSや検索エンジン、マーケットプレイスが生まれ、GoogleAmazonFacebookTwitterなどのプラットフォーマーの支配力が弱くなると考えられています。

企業の支配の代わりにデジタルデータが、ビットコインや他の暗号通貨の基盤となっているブロックチェーンと呼ばれるシステムに基づいて、分散化されます。ブロックチェーンとは多くのコンピューターが同時にデータを保持し、誰もが検索可能な簿記のようなものです。企業が運営するのではなく、ユーザーが共同で運営します。参加者には「NFT(非代替性トークン)」が与えられます。このトークンは、決定事項への投票に利用でき、さらには資産的な価値を生み出すことができます。

Web3.0の世界では、人々は自分自身のデータを管理し、SNSから電子メール、ショッピングまで、一つのパーソナライズされたアカウントを使って行き来し、そのすべての活動を記録したデータをブロックチェーン上に作成します。

Web3.0は新しい規格になりえるか?

専門家によると、Web3.0にとって最良なシナリオは、完全にとって代わるのではなく、web2.0と並行して運用されることです。

言い換えれば、ブロックチェーンベースのSNS、取引、ビジネスは今後数年間で成長し、繁栄する可能性があるということです。しかし、テクノロジーの研究者によるとGoogle Twitter, Facebookから完全にとって代わる可能性は低いです。

今後、上記のようなweb2.0の企業はweb3.0のアイデアを自分たちのサービスに組み込んで、時代に即したものになっていくでしょう。

Twitter社はWeb3.0のコンセプトをSNSに取り入れる方法を研究しています。例えば、SNSのアカウントではなく、仮想通貨に関連するアカウントからツイートできるになる日が来るという。Twitterが暗号版のTwitterに取って代わるのではなく、Twitterが標準的なTwitterの上にWeb3の機能を導入するのです。

Web3.0とメタバース

Web3.0は、インターネットの未来についてのもう一つのビジョンであるメタバースとどのように調和するのでしょうか。

Facebookは、10月に社名をメタに変更し、「メタバース」を構築することを優先すると発表しました。メタバースとは、誰しもがバーチャルリアリティの中で生活し、交流し、共に働くデジタルの未来です。

これはユーザーが新しいサイトを訪れるたびに別々の企業が管理するアカウントにログインしなければならないのではなく

同社が掲げる理念の中には、「強固な相互運用性」というものがあります。これはユーザーが新しいサイトを訪れるたびに別々の企業が管理するアカウントにログインしなければならないのではなく、アカウントやアバターをサイト間やサービス間でシームレスに移動させることを意味します。 これがweb3.0の理想です

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