BitFlyer創業者:加納 祐三氏、株主総会で経営復帰が否決される

画像引用元:加納裕三氏

日本の大手暗号通貨取引所であるBitFlyerの株主総会で、林社長の退任や加納氏の経営復帰が否決されるなど驚きのニュースが明らかになりました

ニュースになる前に加納氏がツイートした意味深な投稿も注目を集めています。

BitFlyerは、3年で4回社長が交代するという異例の事態が起きています。

BitFlyer 林社長:1年で退任

30日夜に林邦良社長が一身上の都合で退任することを発表しました。

林氏は、わずか一年で代表取締役を退任することになります。

日経新聞によると、林社長の退任は加納氏との関係に亀裂が入ったことがきっかけのようです。もともとは、林氏と加納氏はゴールドマン・サックス時代の上司・部下の関係でした。

加納裕三氏:経営復帰が株主総会で否決

また加納祐三氏の経営復帰も同日の株主総会で、否決されました。

加納氏は、以前から代表取締役に復帰したい意向を経営陣に相談していました。

それを踏まえて、3月30日に行われた株主総会で経営復帰の決議が行われ否決されました。

今回の注目ポイントは、加納氏は、創業者かつ筆頭株主であるのにも関わらず、社長復帰が否認されたことです。加納氏は、BitFlyer の株式を40%保有しています。

BitFlyerの他の主要な株主は、電通デジタル、三井住友海上キャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル、リクルート、第一生命などの大企業・グループ企業が占めています。

加納氏の復帰が否決された理由

金融庁との関係性

加納氏は、金融庁などと暗号資産関連の法案を改正するなど励んでいました。

一方で、金融庁内には、加納氏の「そんなことも知らないのか」という高圧的な姿勢に対して感情的なアレルギーがあるとされます

金融庁が反映され、加納氏の経営復帰が否決されたと言われます。

加納氏の性格上の問題

日経新聞によると、以前の社長たちが辞めた経緯には、喜怒哀楽が激しい性格の加納氏とのコミュニケーションに疲れたという理由があるそうです。

加納氏の性格が経営陣たちとのコミュニケーションに難があるようです。

BitFlyer買収の噂について

同社の広報担当者によると、他の企業による買収は全くの事実無根であるようです。

https://twitter.com/YuzoKano/status/1509121367006126084

3月30日の19:52に投稿された加納氏「バイバイ みんな」という意味深なツイート後、Twitter上でbitFlyerの買収が噂され始めました。

この買収の噂に対して、bitFlyerの広報担当者は「全くの事実」と噂を否定しています。

BitFlyerは3年で4回の社長交代が行われ、経営層での色々な確執があることが明らかになってきました。

同社、知名度はありますが、Coin CheckやGMOコインに比べて大手として業界を引っ張っていく力が失いつつあります。

加納裕三(かのう ゆうぞう)氏の経歴

1976年生まれの46歳です。

出身は愛知です。

2001年に東京大学大学院工学系研究科修了後、ゴールドマン・サックスにエンジニアとして入社し、自社決済システムの開発を行います。

BNPパリバ証券を経て、再びゴールドマン・サックスに出戻りし、デリバティブ社債トレーダーとして期間投資家向けのマーケットメイク、自己資産運用等に従事しました。

その後、2014年1月に、BitFlyerを共同創業しました。また、日本ブロックチェーン協会(JBA)の代表理事も務めています。

暗号資産業界の発展に大きく貢献

加納裕三氏は、暗号資産についての法改正の提言などのロビー活動にも尽力しています。またJBAを通して、自主規制などルールも策定しています。

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