DappRadarがまとめたデータによると、世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaの取引量は5月1日から99%減少しました。
潜在的な市場バブルの懸念が高まる中、1日の取引量が年間最低水準に急落していることが明らかになっています。
1日の取引量の大幅な減少は、OpenSeaのユーザーとその取引量の同じく大幅な減少と重なり、ブロックチェーンベースの収集品に対する価値と関心がここ数ヶ月で低下していることを示唆しています。
OpenSeaでの取引減少の詳細
2021年の暗号強気市場の間、FOMOに煽られてバブルだった市場が、最も人気のあるOpenSeaの取引量は4ヶ月弱で99％減少しました。
DappRadarがまとめたデータによると、5月1日、OpenSeaは過去最高の27億ドルのNFT取引を処理しましたが、8月28日に、このマーケットプレイスはわずか約500万ドル相当を記録しました。同社は日曜日に24,020人のユーザーを記録しましたが、これは5月に記録的な取引数を記録したときよりも約3分の1少なくなっています。
ETHの価格が下がっていることもNFTの取引量に影響
NFTの価格は、それらが起動されたブロックチェーンのネイティブ通貨で提示されます。イーサリアム上で作成されたデジタル収集品はETH(イーサリアム)を使って購入されるため、ETHの市場評価が急落すればNFTの価格も下落することになります。注目すべきは、1ETHの価格が2021年11月の約4950ドルから2022年8月には1500ドルを下回るまでに下落したことです。また、最も人気のある暗号通貨であるビットコインは、年初から57％近く下落し、20,276ドルになっています。
人気のNFTコレクションも価格が低下
「暗号資産の冬」と呼ばれる低迷期に取引量と暗号価格が下落したため、主要なNFTプロジェクトのフロアプライスの下落にも表れています。市場の流動性が枯渇していくと、BAYCを含むNFTのフロアプライスはさらに下落するリスクがあるのです。
Bored Ape Yacht Club
最も人気のあるNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」のフロア価格は、4月30日の高値153.7ETHに対して、8月28日には53％下落し72.5ETHになりました。
CryptoPunks
同様に、同じくNFTの人気コレクションであるCryptoPunksのフロアプライスは、7月の高値83.72ETHから20％近く下落しました。
OpenSeaのコメント
OpenSeaの広報担当者は、市場は取引量の減少を心配していないと発表しています。
“我々は、何が可能かを見ているので、長期的なゲームをプレイしているので、短期的なボラティリティをそれほど気にしていない “と広報担当者は報告しています。”我々は常にコミュニティとユースケースが進化し、技術がより洗練され、クリエイターが彼らのプロジェクトに多くの有用性を構築する方法を見つけ出すように、泡立ち、誇大広告、デフレを期待しています。”
リンク集
OpenSea Dapprader:https://dappradar.com/ethereum/marketplaces/opensea
