Bored Ape Yacht Clubは、3月17日に新しい仮想通貨ApeCoin(Ape)の導入し、暗号通貨市場に大きな関心を呼び起こしています。
ローンチ直後、APEの価格は約40ドルまで急騰し、その後しばらくして約8.50ドルまで急落しました。
ApeCoinとは
ApeCoinは、Yuga LabsのNFTプロジェクトであるBAYCのガバナンスおよびユーティリティ・トークンとして機能し、1万個のユニークなBored Apeのアートワークを持っています。
ApeCoinを動かすApe Foundationは、ApeCoin DAOによって管理・監督されており、コミュニティの急拡大に伴うガバナンスの確保を目的としています。したがって、ApeCoinの保有者はDAOの投票者となり、そのためにApe Foundationは、ファシリテーターとして機能します。
分散型APEエコシステム内で使用されるERC-20ガバナンス・ユーティリティトークンは、BinanceやCoinbaseなどの主要な取引所で既に上昇されており、発売後すぐに利用できるようになりました。
BAYC所有者へのエアドロップ
ApeCoin(APE)は先日ローンチされ、BAYCと関連するNFTコレクション(Mutant Ape Yacht ClubやBored Ape Kennel Clubなど)の全投資家にエアドロップされました。このエアドロップにより、BAYC NFTのオーナーはAPEトークンを無料で請求でき、好きな時にリセールすることができました。
Ape Coinの特徴
1,ガバナンス
Apeの保有者はApeCoinのメンバーとなるため、プロトコルの変更案について投票し、プロジェクトの長期的なビジョンが維持されるようにする責任があります。
2,アクセス
Apeのエコシステムの一部は、限定商品、ゲーム、サービス、イベントなど、日常的なユーザーには制限されています。ApeCoinを所有することで、これらへのアクセスが可能になります。
3,インセンティブ
ApeCoinを所有するネットワーク参加者は、開発中のプロジェクトに”Bored Apes”を組み込むことが可能です。ゲームでの猿のアバター使用やサービスやその他のアプリケーションにも活用できる可能性があります。
4,支出
ApeCoinはユーティリティ・トークンであり、コミュニティ全体を統合し、分散型プラットフォームじょうでコミュニティ間の取引を可能にする仮想通貨として役割も果たします。
ApeCoinに対するクジラ(大口投資家)の動き
暗号資産市場の大口投資家たち(クジラ)の間で最も取引されているトークンとなっています。
週末、イーサリアムのクジラたちは数百万ドル相当のApeCoinを購入しています。クジラたちは大量のトークンを購入し、このコインでのポジションを大幅に増やしています。
Whalestatesによると、Apecoinは、上位1,000のEthereumウォレットの中で最も購入されたトークンのトップ10に入り、3位を記録しています。
ApeCoinの今後
まだ運用されていませんが、Bored Ape Yacht Clubと連携したApeCoinは、ApeベースのNFTの販売から収益を分散させる事やプロジェクトをメタバースに持ち込む事を目的として、トークンに実用性をもたらす可能性を模索し始めています。