今回は、韓国初のメタバースプラットフォームを紹介します。
ZEPETOとは
メタバースの要素がある3Dアバター・プラットフォームです。ユーザーは、プラットフォーム上で独自の通貨を使って仮想アイテムを購入したり、仮想的に友人と会うことが可能です。
BLACKPINKやセレーナ・ゴメスなどの有名人は、すでにZEPETO上でファンミーティングやイベントを開催し、メタバース内でファンと交流しています。
ナイキやグッチなどのブランドは、ZEPETO上で最新のファッションアイテムを発売しています。
ゲームをプレイしたり、3Dアバターを使って他のユーザーとコミュニケーションを取ったり、ファッションアイテムなどのコンテンツを作成してお金を稼ぐこともできます。
ZEPETOの始め方・楽しみ方
ユーザーはまず、アバターをカスタマイズする必要があります。
髪や目の色、身長、体格、肌の色など様々な要素をカスタマイズできます。
アバターが完成すると、ユーザーはアプリ内で他のユーザーによって作成された多くのマップを自由に歩き回ることができます。仮想空間でユーザーは、お互いにチャットをしたり、買い物をしたり、人々のパフォーマンスを見たり、単に歩き回って空間内を散策するなど様々な楽しみ方ができます。
メタバースとは
スマホやPC,VRヘッドセットを使ってアクセスできる仮想世界のことです。それぞれのユーザーは、”アバター”と呼ばれる個性的なキャラクターで表現されています。
運営会社
ZEPETOは、韓国最大のハイテク企業であるNaverの子会社で、検索エンジンやコマース事業、「LINE」などを展開しており、アジアを中心に北米やラテンアメリカでも成長しています。
ZEPETOのCEOであるDae wook Kim氏は、もともとSNOWやB612のような加工アプリを制作していました。ZEPETOは、これらのカメラアプリを開発しながら設立されていました。
特徴
圧倒的な利用者数
2018年8月にサービスを開始したZEPETO(ゼペット)は、全世界で約2億4,000万人の累計ユーザー数を誇り、オンラインゲームを除く韓国のウェブサービスでは最大級の顧客基盤となっています。
女性が多い点
女性ユーザーが70%を占めています。他のRobloxなどの競合のメタバースプラットフォームの多くが男性の傾向が強いゲーマーで占められていることから、女性ユーザーの取り込みに成功しています。
ユーザー自身が収益を獲得することができる点
ユーザー自身がゲームなどを開発したりて、アプリマーケットで収益化することも可能です。
またアバター用の服などのアイテムを作成して販売して収益化することもできます。
これまでに16億個以上のバーチャルファッションアイテムがZEPETO内で販売されています。
これらのアイテムは「ゼム」と呼ばれるゲーム内通貨を使って販売されてます。5000ゼムの販売で、クリエイターは106ドル(約1万2000円)を報酬として受け取ることができます。
アーティストやブランドの参入
ZEPETOは、BlackpinkやTWICEなどのK-POPアイドルの3Dアバターファンコミュニティサービスを提供するメタバースプラットフォームとして、Z世代のユーザーに人気があります。また、DIORやGUCCIなどのラグジュアリーブランドもZEPETOで新商品を販売しています。
リンク集
android版: https://play.google.com/store/apps/details?id=me.zepeto.main&hl=ja&gl=US
公式twitter: https://twitter.com/zepeto_jp