アニメシリーズ「Love, Death & Robots」の第3シリーズがNet flixで公開され、SNSや番組内に隠された9つのQRコードを探して、NFTを入手するという初の試みが実施されます。
報道によると、Netflixも番組プロデューサーも、NFTの販売から利益を得ることはないようです。
各エピソードの中には、QRコードを読み取ることでアクセスできるコレクターズNFTが
隠されており、読み込むことでOpenSeaのページが表示されます。
QRコードは、看板、ビデオ、SFシリーズのエピソードに隠されている可能性があります。
ただ、NFTをmintするためにQRコードを探さなくても、urlを知っていればOpenSeaのページにたどり着くことができます。QRコードを見つけた視聴者は、その作品をNFTとしてmintするか、右クリックで保存することができます。
アニメ「Love, Death & Robots」とは
現在Netflixで配信中の『Love, Death & Robots』は、クリエイティブで芸術的な短編アンソロジーアニメシリーズです。SF、ファンタジー、コメディ、ホラーなど様々なジャンルにまたがり、現在シーズン3を迎えています。
実験的なアニメーションやVFXを推進すると同時に、テレビの視聴方法を実験する、アニメーションとミックスメディアの短編からなるSFシリーズです。
販売されるNFTについて
公式サイトによると、純粋にシーズン3からの『Love, Death & Robots』のユニークな視覚的視野と創造的なストーリーテリングの集合体を表現し視覚的に素晴らしいアートコレクションであるようです。
『Love, Death & Robots』NFTコレクションです。
番組のOpenSeaアカウントによると、6月1日時点のフロア価格は0.003ETHと安いです。
Net flixで番組が公開されて以来、約3万人のユニークなNFT所有者と600万円近い取引量がありました。
番組の公式サイトでは、「LOVE,DEATH +ART」と名付けられたNFTハントには、デジタルと物理的な世界に広がっている9つの『Love, Death + Robots』 QRコード Artworksが含まれていると書かれています。
6月2日時点で、公開されているQRコードは5つのみです。
NFTの購入には、MetaMaskとCoinbaseウォレットを用意しましょう。
購入の際には、ガス代を支払う必要があります。
NetflixによるNFTの活用
Netflixが暗号、Web3、ブロックチェーン空間に進出する長期的な計画は明らかになっていません。
Netflixは今年の第一四半期の決算で、有料会員数が20万人減少し、その後150人を解雇しました。解雇された人の多くは、同社の編集部とソーシャルメディアチームに所属していました。同社は、7月の第2四半期決算発表までに、さらに200万人の有料会員を失うと予測しています。
映像業界のNFT活用
海外では、数多くのテレビ番組がNFTの要素を加えており、それを専門とするベンチャー起業も誕生しています。
「Love, Death & Robots」の試みは、映画やテレビがNFTを利用して番組のフォーマットを変更しようとする最新例です。
NFTは、テレビアニメなどのIPと掛け合わされることで、子供向けの商品やサービスでも活用されることが期待されます。
分散型メディア
Mad Realitiesという新しいタイプのエンターテインメント会社は「分散型メディア」を作るために600万ドルを調達しました。同社は、視聴者が保有するNFTを使って参加することで、視聴する番組を共同制作するメディアを目指しています。
公式リンク集
Love, Death+Art 公式サイト https://lovedeathandart.com/
Love, Death + Robots OpenSeaページ https://opensea.io/collection/love-death-robots-official