韓国の行政機関、科学技術情報通信部は、国内のデジタルコンテンツの成長と企業の成長を支援する幅広いメタバース・エコシステムを構築するために、2,237億ウォン(215億円)を拠出すると発表しました。
公式発表によると、この資金はExpanded Virtual Worldという名称の大規模なデジタル・エコシステムを構築することを目的とし、様々な目的のために使われる予定です。
政府機関は、都市、教育、メディアのVR産業成長を拡大するためにプラットフォームとして、そのメタバースを使用することを想定しています。また、メタバースに韓国企業が参入して、世界的な広がりをことも期待されます。
韓国のメタバース産業への期待
政府は先月、メタバース技術を専門とする40,000人の専門家と220社の企業を育成すると発表しました。また、韓国を2026年までに世界5番目に大きなメタバース市場にしたいと考えています。
コンテンツ制作者は、プラットフォームを構築するのに適した人材を集めるために、多方面から支援を受けることができます。同省は、コミュニティ指向の創造的活動、メタバース開発者コンテスト、ハッカソンなどを開催するとしています。
メタバースの活用に積極的なソウル市
ソウルはメタバースに参入する最初の都市になることを目指していると、昨年の11月に同市のオ・セフン市長は述べています。
2023年までに、ソウル市は市民の苦情や相談に対応できるメタバーを作ることを目指しています。VRヘッドセットを使って、市民は現実に行く代わりに、アバターとして仮想市役所を訪れることができます。
韓国の課題
韓国ではNFTゲームの公開は禁止されています。また、ゲーム独自のトークンを発行することも禁止しています。この規制が、メタバース計画にとって妨げになる可能性があります。