画像引用元:Vitalik Buterin
イーサリアムの創始者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は、日曜日にTwitterで、メタバースを構築しようとする企業が成功する可能性は低いという評価を示しました。
メタバースを作ろうとするMetaの試みは「なにも進展しない」と、イーサリアム共同創業者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は述べています。同氏は、彼は、Metaの仮想空間のコンセプトは “誤爆 “するだけだと考えています。
メタバースは発生するだろうが、Meta(元Facebook)のようなハイテク企業は、その基盤を築くのに苦労するだろうともヴィタリック氏は評価しています。
ハイテク企業によるメタバースへの参入
最近、Meta、マイクロソフト、メタ、ソニー、Nvidia、Alibaba、Unityなどの35社の企業が個別の提携を発表し、Metaverse Standards Forum (MSF)という団体を設立しました。よりオープンで相互運用性の高いメタバースのための標準を確立しようと努めています。
ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が懐疑的な理由
ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏がハイテク企業のメタバースが失敗すると考える理由として、人々が何を望んでいるかを判断するのには、時期尚早だとしているからです。
まだ、メタバースの定義が定まっていません。
現在の一般的なメタバースの定義は、メタバースは、没入型の3D世界と、仮想現実ヘッドセットや拡張現実を使用して人々が交流するオンラインコミュニティを中心とした、今日のインターネットの進化形としてしばしば説明されます。
Meta(Facebook)によるメタバースの定義
Facebook自身の定義によると、メタバースは、ユーザーが同じ物理空間にいない人と付き合うことができるようになるようです。このような場合、「友人と付き合い、仕事をし、遊び、買い物をし、創造する」ことができるようになります。必ずしもオンラインで過ごす時間を増やすという事ではなく、オンラインで過ごす時間をより有意義なものにするということです」と同社は書いてます。
Metaがメタバースを推し進める理由
Metaは、10月に社名をFacebookからMetaに変更して、メタバースへの正式な参入を開始しました。この社名変更は、同社が2014年にゲームに重点を置いたVRヘッドセットを製造するOculus社を20億ドルで買収したことを受けてのことでした。
Metaのメタバースサービス
Metaは、同僚がつながってアイデアを出し合うためのVRルーム「Meta Horizons Workroom」など、多くのAR・VRアプリケーションを構築してきた。Metaはまた、音声やビデオを記録し、仮想世界に包まれることでMetaverseに接続できる第一世代のスマートグラスも構築しています。
メタバースの市場予測 2030年までに5兆ドル
マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によると、メタバースの価値は2030年までに5兆ドルに達するかもしれません。これは、メタバースが時間の経過とともに様々な産業や企業に与える影響の予測していることを示しています。
さらにEコマースはメタバースを生み出す主要な経済力(2兆6000億ドル)で、バーチャル学習(2700億ドル)、マーケティング(2060億ドル)、ゲーム(1250億ドル)などの分野を上回るようです。