【入門編】NFTとメタバースの関係性について分かりやすく解説

画像引用元:ACイラスト

2021年になったバズワード「NFT」と「メタバース」とは一体何なのでしょうか。

それぞれの違いや今後どのように活用されていくかについて解説します。

NFTとは?

まだ比較的新しい技術であるブロックチェーン技術を使ったNFTは、デジタル資産の所有権を確立する技術で、デジタルアートに応用されていることで有名です。

NFTが有名になったきっかけは、サザビーズクリスティーズなどの伝統的なオークションハウスで、Beepleなどの有名アーティストの作品がトークン化されて、高額で落札されたことでした。

NFTの範囲は、アート、音楽、ゲーム、スポーツ、ツイートなど様々など拡大しています。デジタルデータをトークン化することで、デジタル資産として価値を維持して、ユニークな所有権を提供することが可能になりました。

メタバースとは?

1992年に発表されたSF小説「スノークラッシュ」のなかで、インターネットに接続された没入型の仮想世界を「メタバース」と呼んだことが一番最初のはじまりです。メタバースという言葉は、オンライン空間における大規模で永続的な仮想空間を表す技術用語として徐々に浸透していきました。

特に最近では、多人数参加型のオンラインゲーム(MMORPG)の台頭や、手頃な価格のVR技術の登場により、メタバースの概念はゲームの世界にも登場しています。

NFTがメタバースに与える影響

現実世界の経済的価値

メタバースで、NFTブロックチェーンインフラを使用すると、メタバース内の経済圏は広く仮想通貨の経済と直接つながっています。

これによって、メタバーストークン、アバタースキン、デジタル不動産の保有者は、DEXやNFTマーケットプレイスでそれらを取引することができ、メタバース内での投資に対して、現実世界での価値を得ることができます。

アイテムの透明性 

メタバースのアイテムをNFT化することで、すべてのアイテムはブロックチェーン上に紐づけられ改ざんや偽造ができなくなり、また所有者の情報を保管できます。すべてのNFTはユニークであるため、メタバース内のUGC(一般のユーザーによっ作られたコンテンツ)やアイテムの出所を簡単に証明することができます。

つまり、メタバース内でブロックチェーン技術やNFTを活用して仮想の経済圏を構築したり、効率化や現実世界との相互互換性を実現することができます。

メタバースで利用されるNFTの種類

不動産・土地のNFT

Play to earnゲーム(GameFi)では、土地や不動産を介してメタバースの概念を取り入れています。

Axie InfinityDecentralandなどの人気のブロックチェーンゲームでは、ユーザーがゲーム内のワールドを拡張するために土地のNFT(ランドトークン)を購入したり、その土地に新しい商品や物件を作ったりする必要があります。

土地はメタバースで入手可能なNFTの中で最も人気のあるタイプです。このメタバースの土地は数億円単位で取引されることもありました。

ファッション関連のNFT

ファッション関連のNFTは、成長を続けるメタバースの経済圏に新たに加わりました。

これらのNFTは、ルイ・ヴィトングッチのような有名ブランドが、メタバース上で数量限定のファッションアイテムを発売し、ユーザーがNFTとして購入できるようにしたものです。

これらのNFTは、デジタル化されたアクセサリーであり、ユーザーのデジタルアバターが身に着けることで、他のプレイヤーとの差別化を図ることができます。

ゲーム用NFT

ゲーマーの間では賛否両論がありますが、メタバースでのPlay to earnゲームは、NFTの導入を促進しました。RPG,カードゲーム、シューティングゲームなど、ゲーム内で利用できるNFTはたくさんあります。

武器のNFTはゲームプレイに役立ちますし、スキン型NFTのアクセサリーは、メタバースの中で自分の個性や独自性を確立するのに役立ちます。

まとめ

NFTはデジタルデータの所有権を証明することができ、データが資産になる。

メタバースは、インターネット上の仮想空間で、多くの人と交流できる場所。

NFTをメタバースで活用することによって仮想空間内で経済圏を作ることができる。

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